「で、美久さんのお母様の名は?

一応会うための協力はしますよ」

下を見ていた美久さんに声をかけ

「ほ、本当に!?」

顔を一気に上げたためにぶつかり
かけた

「あ、危なかった」

「本当に、本当なの!?」

はしゃぐ声で聞こえ無かったはず

「嬉しいよ、
ねぇ、母様は私だってわかるかな

楽しみだね、レイブン」

レイブンが溜息をはき、

「協力だろ、
名前を教えてないだろ」

首を傾げる美久さんが

「名前なら教えたよ?」

本当に不思議そうに言う