影から出て来たのは

漆黒の髪と金の瞳の青年で

「貴方が、御名方さんの式かな」

青年に話すと

「貴様は何者だ」

冷たく言われたが、不審だよね

「私は、安部鈴音
陰陽師…この国の術士かな

貴方は、この国の者では無いね」

微笑むが隙は見せないようにして

「貴様は我が主を害意があれば、
葬むれるものを」

忌ま忌ましいそうに語る影に

「平和主義ですから」

微笑むと

「ちっ、みく
こいつは安全ではないが危険でも
無いから利用しろ」

影から出て御名方さんに命令していた