「痛っ、。」


「わ、悪い!」


びっくりした・・・。

気まずい。すげえ気まずい。


「返事は、もう少し考えてから。」


フウタの事、まだ何も知らねえし。

知ってからでも遅くないかな・・・なんて。

思っているだけじゃ伝わんないか。



「なんでだよ!!」



ビクッ。




「俺のほうがっ。」



ショウ?



ギュッ。


あたし、抱きしめられてる?





「俺のほうがアオイのこと好きなのに。」





泣きそうな声であたしに叫ぶ。


今なんて・・・。



「そんな、そんな中身わかんない奴のことばっか考えないで・・・。」




心臓がうるさい。




「俺がいるじゃん・・・。」