「アオイ!昼休みどこいってたんだよ。俺寂しかったんだけどー」


元気なショウを無視して席に着く。

今のあたしにはかまっている余裕なんてない。


「アーオーイ!無視とかひどっ、って痛いっ!」


「竹内~!彼女と話すのは放課後にしとけ、な?」

バシッと教科書でショウの頭をはたく先生。

彼女じゃねーから。

でも、先生ナイス!これで帰りまでゆっくり頭を整理できる。


「先生~。俺、アオイに無視されたんですよ~。」


「・・・授業始めるぞ~、号令。」


ぶはっ。先生、完璧無視したよ。

先生に同感だ。

あんなのに構ってたら日が暮れるからな。


トントン。


ん?

後ろの席の子から手紙が回ってきた。

誰から?・・・。て、てめぇかよ、ショウ!?

そうだとは思ったけど。

本当にお前とは・・・。