「えっ??


一年も命吹(メイブ)に行くの??」



朝食の途中、


私は絶句して


持っていた箸を


床に落としてしまった。



「うん、そうなんだ。


長(オサ)からの要請で…


命吹に一年ほど…


いかなくちゃならない。


その間……「わかってる


学校寮に入っていい子にしてろ。


…でしょ?」


私はタキちゃんの言葉を


遮って言った。



「私、もう15歳だよ??


大丈夫、これからは


一人でちゃんと


起きられるよ………


たぶん」



そう精一杯強がった。