「雪原、
びしょびしょだよ?」


「あぁ……。
変な夢、見ちゃったから」


あたしが尋ねると
雪原は
いつもの作り笑いを見せた。


“変な夢”?


あたしが首を傾げると
雪原が怪しげに笑った。



「言っとくけど
エロい夢じゃないよ(笑)」


「なっ……///」



あたし、そんな事
考えてないのに……!!!


あたしの赤面を見て
雪原は面白そうに笑った。


……また馬鹿にされた。




「ははっ。冗談だって!シャツ濡れてるから着替えるな」



雪原はそう言うとあたしの目の前でいきなり脱ぎ出した。