雪原を見つけて
とっさに壁に隠れた。


……って、
何で隠れなきゃいけないのよ!


1人で突っ込みながらも
雪原と女の子を見届けていた。



雪原の答えは…………




「…ごめんねっ」



申し訳なさそうに謝る雪原。
この告白を断るらしい。



その返事に
どこか安心している自分がいるのに気がついた。



「そっか。
でも、これからも友達で
いてくれる?」


「もちろん。
これからもヨロシク」



いつもの調子で雪原が
笑ってみせると女の子は
満足して去っていった。