きーんこーんかーんこーん 色々と考えている間に また1時間、授業は終わった。 あぁーあ。 また授業が耳に入らなかった。 それもこれも あの雪原のせいなんだから! 険しい顔で あたしはシャーペンを握る手に力を入れた。 「どうしたの? 険しい顔しちゃってι」 すると美華が心配して 近寄ってきた。 「ん?あぁ… ちょっとムカついてて(笑)」 あたしが苦笑いで そう言うと、 美華は目を見開いて驚いた。