そう言うと、幸音ちゃんは
顔を赤くして俯いた。


そんな仕草ですら
君を愛しいと感じてしまう。




「だって……」


「ん?」


「恥ずかしいもん。
急に下の名前でとか////」



あぁ……。だめだ。


俺って、人を好きにならなかったからかな?

幸音ちゃんを好きになって気付いた。


――――理性とか持ち合わせてないって。




「呼んでくれなきゃ、ここでキスするよ?」


「えぇ!?」



俺は幸音ちゃんの首に顔を埋めた。


あぁー。
早く呼んでよ。

これ以上は俺がヤバイかも。