君が望むなら、
あたしは……――――。



「あたしは、
ずっと雪原の傍にいたい。
離れたりしないよ」



そう笑うと、
急に頬にキスされた。

その行動に
みるみる顔が熱くなる。



「…可愛い」


「からかわないでよっ」



そう言って睨んだけど
雪原は笑っていた。



君が望んだ永遠は
すごく残酷なものだったかもしれない。


でもね?


あたしが
幸せな永遠を君にあげる。

ずっとずっと
君だけを好きだって誓えるよ



だから、
君には笑っててほしいの。


あたしは
君と共に作り上げるよ。



――――君が望む永遠を。











おしまい