「うんっ!
僕、ずっと笑ってるよ!
だって…こんなに楽しいもん」
そう言って無垢な俺は
満面の笑顔を2人に浮かべたのを今でも覚えている。
どうして俺は、
こんな事を望むほど幼稚だったのだろう……
こんな幸せ、
すぐに消えてしまうのなんて
後々、分かるはずなのに。
それでも
あの頃の俺は
何も知らず、何も考えず
ただ気ままに生きていた……
――――平凡すぎる日々を。
ねぇ?
母さん、父さん…………
これからも
僕と一緒にいてくれる?
どれくらい?って聞かれたら…………
うーん……そうだなぁ
――――ずっと。