「大丈夫だよ。
雪原が望むなら傍にいるから」



「……ずっと?
離れていったりしない?」



「うん。
雪原の傍にいるよ、ずっと」



そう言って、あたしは
雪原を抱き締め返した。


すると安心したのか、
雪原は柔らかく笑ってゆっくり目を閉じた。



しばらくすると
雪原の寝息が聞こえてきた。



よかった…………
安心して寝てくれた……


なんだかホッとしたら
あたしも
眠たくなってきたなぁ……



そしてあたしも目を閉じた。





雪原の腕の中で――――。