その時っ。



――――ぐいっ。



「……!!?」


あたしは再び誰かに
手を握られていた。



あたしの手を握るその人は
すごく傷ついたような顔を
あたしに見せた。



「…どこへいくの?」


「雪原……?」



なんか雪原の様子が
おかしい……。


もしかして…………。



「雪原、寝ぼけてる!?」



「…………」



やっぱり!!!
答えないってことは
まだ雪原は夢の中なんだ。


あたしは
1人で解釈した。