玄関から家の中に入ると、リビングらしき部屋に案内された。
「適当に座っててください」
「…おう」
部屋にはテレビとソファー、食卓テーブルが置いてあるだけで他には何もない。
本当に、ここで生活しているのか?と思ってしまうぐらいだ。
「お待たせしました」
そんなことを考えながら部屋を伺っていると、台所から少女が戻ってきた。
「好きなところに座ってください」
「…あぁ」
少女に言われた通り、ダイニングテーブルに座った。
「…ん?」
それと同時に、テーブルの上に何かが置かれた。
あれ…
俺は今日、料理を食べにきたんだよな?
料理をー…