日曜日ー…



「ここか…」


あの日から、コンビニの前を通るたびに店長にネチネチと小言を言われ続け…


一週間、悩んだ結果がこれ。


少女の自宅前で、チャイムを恐る恐る押そうとしている俺。


てか、親がいたらどうするんだ!?


ユキちゃんの料理を食べに来ましたなんて、通じねぇだろ!?

「…」



…やっぱ、やめとくー…






「大地くん!」




チャイムを押すのをやめ、帰ろうとした時だった。




玄関のドアが開き、住人が出て来た。