"あ…会ってくれますか?"
「…いいよ」
「…え!?」
返事をすると、ユイは驚いた表情を見せた。
正直自分でも、驚いている。
どうして、こんなに気になってしまうのか…
「本当に!?」
「あぁ」
と、返事をすると少女の表情はパァッと明るくなった。
「ありがとうございます」
満面の笑顔でお礼を言うと、ペコッと頭を下げ帰って行った。
買い物袋を下げ、早足で帰って行く少女の後ろ姿はやっぱり中学生だと感じさせる。
「…帰るか」
少女の後ろ姿が見えなくなると、アクセルを踏み家に向かって車を走らせた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…