車を走らせて10分ほどで、少女の家に着いた。

「何・・・真っ暗じゃない!!」

「・・・」

少女の二階建ての家は真っ暗で、静まり返っていた。

「まさか、本当にユキちゃん・・・」

顔が青ざめている店長、さっきの勢いはない。

おい・・・


マジでヤバいんじゃー・・・

「・・・とにかく、行ってみるか」

「え・・・えぇ、そうね」

何故か大地の腕にしがみついている、店長。
腕から店長の身体がかすかに震えているのがわかる。