「じゃあ、今日はお疲れでした!」
「また呑もうね!黒木くん」
「連絡するー!お先に」
顔を赤らめた黒木と、居酒屋の前で別れた。
「帰ろっか、大地」
「あぁ、駅まで送る。俺、酒呑んでないから車で・・・」
「何言ってるの?大地のマンションよ!」
「は?」
「いいじゃない」
「ダメ。家まで送るから帰ろう」
「イヤ!」
「イヤって・・・子供じゃないんだから」
「大地付き合い悪いよ?前はよく、休みの前日は付き合ってくれたじゃない!?」
柊の声のボリュームが大きくなってく。
「おい、そんな大きい声で・・・」
酔っぱらってるのか?
「好きなの、大地がー・・・」
え?