「どうした?大地。顔色悪いぞ」

「・・・気にするな」

またどっと疲れが増した。
ここは、知らないフリしてさっさと帰ろう。


「昨日は仕事終わるの遅かったから、何も見てない。じゃ、俺は帰るわ。またな」

「あぁ。今度久しぶりに呑みに行こうな」

「また連絡する」

ヒラヒラと手を振り、黒木と別れた。



もう二度と、あの少女とは関わらない。

不審者扱いなんて、もうごめんだ。


下手したら俺、捕まるじゃねぇか。

人生おしまいだ。



もう会わない、気にしない。

あのコンビニにも二度と行くか。