「ごめん……。
ごめん……ごめん……」











「……」









俺はただ、謝ることしか
出来なかった。







俺は……





「ねぇ……おんぶして」








少し鼻声で由香が言った。





おんぶ??








「おんぶ?」





「うん。おんぶ。
足痛いからおんぶして」






「おう!!」