え……??







「痛い……。
いたいたいたい……」









由香は叫び声に近い声で
足を押さえていた。





「どうしたの!?」








急いで由香に駆け寄ると、
由香の靴を脱がした。










……!?




「由香!これ!!」




由香は酷く靴擦れを
していた。




「どうしてもっと早く
言わなかったんだよ!!」





「だって……。
だって、春人止まってくれなかったじゃん!!
自己中なんだよ!!」




自己中……。



俺のせいで由香はこんなに……。
俺が止まってなかったら……。




俺が由香をちゃんと見てあげなかったから。