「‥今日はどうもありがとう!
すごく参考になった!」
地下鉄の入口で、大塚くんに元気をふりしぼって
お礼をする。
「こちらこそ!明日美ちゃんと色々、話が出来て楽しかった!」
にっこり、爽やかな笑顔がまぶしい。
「大塚くんはJRだよね?ここでバイバイだね」
「明日美ちゃん、大丈夫?良かったら、送っていくよ」
「え!?だ、大丈夫、大丈夫!」
わたし、顔の前でぶんぶん手を振りながら、答える。
「‥そんな思いっきり否定されると傷つくなぁ‥」
大塚くんが、髪をくしゃっとする。
「え‥?」
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