「‥明日美ちゃん、大丈夫?」

大好きなチョコレートパフェを食べる手が進まないわたしを
大塚くんが心配してくれる。



その声で我に帰るわたし。



「あ!‥うん、ごめんね‥


‥ちょっとお腹いっぱいになっちゃって‥」




力なく笑うわたし。




「よし!じゃあ、俺が食べるよ!」



大塚くんが、溶けてしまったチョコレートパフェを


勢い良く食べ出した。




「‥ありがとう‥」









その後、厨房から人が出入りするたびに


何度も出入口を見たけど、瞬さんは、出てきてくれず







そのままお店を後にした。