ってことは、瞬さんが中にいるのかもしれない!
どきどきどき。
いきなり心臓が早くなる。
「あ!店長さん、でてきた!明日美ちゃん、あれが店長さんだよ!」
振り替えってた体を戻して、大塚くんが教えてくれる。
「あぁ、うん‥
優しそうなひとだね‥」
気づかれちゃうんじゃないかと、ハラハラしてるわたし。
店長さん、わたしの顔覚えてないよね‥?
一瞬しか会ってないし。
この席、奥の方だし。
心配になってもう一度、目線を送る。
ん?
なんか、店長さん、こっちを見てるような‥
一瞬不安になったけど、
店長さん、すぐまた中に入っていってしまった。
ほっ。
「あ!明日美ちゃん、デザートも食べるー?」