一気に二個ほど食べた逞兄ぃを


見て、あたしは帰ることにした。


「逞兄ぃ! あたし帰る」


「お、もう? じゃあ外まで
送るよ」




バタン、と音を立てながら研究室を出た。


「じゃあな! 伊織!」


「うん、まったねー」