『確か…名前は愛原夢乃(アイハラユメノ)さんで白王高校に通ってる人だったような気がする』

『ありがとうねぇ~♪』


『うん。陽希さ表に出さないけどその人の事すごい好きみたい!応援してあげて』

そう言うと大福はにっと笑った。


『もちろん~!!』





――――――…



それから僕達は白王高校に言ってみることにした。

気になるし!


でもどれが愛原さんかわからない…
通りすがりの人に聞いてみよう!!


『あのすいませ~ん』

『はい?』

くるっと振り返ったその子は
くりっとした目
赤い唇
薔薇色に染まった頬
栗色の髪の毛にくるくるのツインテールをした小柄な可愛い子だった。


思わず見とれてしまった。

(こんな可愛い人いるんだ…)

て思った程


『あの…?』


女の子は不安そうに言う。


『あ!すいません!愛原夢乃さんって人知ってますか~?』


『えっと…愛原夢乃は私ですが…どちらさまで?』


『え!あ!貴方が愛原夢乃さんですか!いえちょっと顔が見たかっただけというか…』


『えーっと…?』