坂本龍一…?
あのラブレターの人の?
『多分関係…ないんじゃないのかなあ~?』
一同『うーん…?』
キーンコーンカーンコーン─
『あ!鐘なっちゃったね!急いで戻ろっか』
急いでお弁当箱を片し立とうとしたがバランスが崩れてうまく立てなかった。
『織姫』
『ん?何?陵』
『あんま心配すんな、俺達がついてるから』
そう言い陵は私の頭をポンとたたいた。
『!????!!!』
慣れないことをされた私は見事慌ててしまった。
(いいいいぃぃぃま頭ボボポポーンってて)
そんな私を見て陵はふきだしていたのはムカついたけど
今はそれどころじゃなかった。
『じゃあなまた後で』
『え!ちょ…』
あいつ!あっさりと~~!!
陵にとっては普通のことでもねっ
私にとっては慣れないことなんですよー!!
『姉さんもう行かないと間に合わないよ~』
『え?!嘘。今行く~』
教室に戻ると何故か教室は重々しい空気だった。
『ギリギリセーフ!!』
って言った私の言葉が浮くくらい。
いつもはこんなの聞こえないくらいうるさいんだけど…
『あ保志さん貴方今すぐ隠れなさい』
『え…??』
『おい!織姫早く隠れるぞ!』
『え…陵!どういうこ──…』
陵は有無言わず私の腕をひっぱったのでちょっとこけそうになった
(…危なっ)
そして何故か2人で掃除用具の中に入るはめになった。
掃除用具の中に隠れると陵は一安心しため息をついた。