パンを食べ終わって廊下を歩いていると渚に会った。
「あ、渚ぁ!」
あたしの心は
パッと明るくなった。
ずっとずっと
寂しかったんだよ?
渚にあたしの気持ちは
伝わってるかな?
あたしの声に渚が振り返った。
しかし
――――プイッ。
なぜか目を逸らされた。
え…………
なぎ……さ?
「渚」
もう一度、渚を呼ぶけど
やっぱり振り向かない。
「神藤くぅーん」
「渚くん」
違う女の子たちが
渚を呼んだ。
その子達には
渚はちゃんと
愛想よく微笑んだんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…