僕の言葉に蛍は傷ついたような顔をした。

それから

「へぇ~よかったねぇっ」

と言った。

長年蛍の隣に寄り添ってきた僕としては

少し無理をしている顔だとはっきりわかった。

無理・・・しなくてもいいのに。

気づいてた。

とっくの前に。

蛍が僕に片思いをしていること。