南と付き合って1か月ほどたったころ、

幼馴染の蛍と偶然出くわした。

「ともにぃーっ!!!」

と駆け寄ってくるところはまだまだ子供で、

幼いなと感じた。

僕の首に手を回し、抱きつくところは

さすが帰国子女と言える一面だ。

「そうそう、蛍に言いたいことがあるんだ。」

「え~??なによぉ」

言うときはとっても恥ずかしくって仕方なかったけど、

「彼女、できたんだ」

というとすごくすっきりした。