いつもだったら
翔と楽しくおしゃべりしながら帰る、
帰り道も一人だと寂しくて寂しくて仕方ない。

「蛍さん?」
「ミナミさん。」
「お久しぶりです。帰り・・・ですか?」
「はい。ちょうど。」
「そうですか。よかったら、うちにちょっと寄ってきません?」
「いいんですか?」
「ええ。どうぞ。」

「おじゃまします・・・。」
「ごめんなさいね。ぼろぼろで・・・。」
「とんでもないですよ。」
「こちらにどうぞ。」
「粗茶ですが・・・。」
「まぁ、お構いなく。」
「いえいえ。」
「みなみさん、敬語じゃなくって結構ですよ」
「じゃあ、わかりま・・・わかった。」

「智・・・げんきですか?」
「うん。いっつも蛍ちゃんの話、してくれるよ」
「そうですか。」
「蛍ちゃんの事が可愛くて仕方ないって。」

分かってない。ともにぃも、南さんも。
あたしが、どんな思いして、毎日を暮らしていたか。



もう、いやになる。みんな。

消えちゃえば?