次の日

「蛍!いっしょに弁当食べようぜ」
「分かった。校庭に行ってて?」
「了解。」
そういうと私は日直の用事を済ませに行った。
その帰り。

ドクン・・・
「かずや・・・?」
目の前にいたのは楽しそうに女の子と話す、
元彼、相本和也(アイモトカズヤ)だった。

「あ、みけ。」
「みけって誰~?・・・蛍・・・。」
しかも隣にいるのは、和がわたしの元彼だと知っている
代々木未歌李(ヨヨギミカリ)。友達。

「・・・ひさしぶりっ かずやくん。元気だった??」
「うん。まぁまぁかな?」
「みかりは・・・彼女?」
「え~っとま「彼女だよ。」
「そぉ・・。よかったねっ みかり、彼氏ほしいって言ってたもんね。」
「うんっ。うれしい。」
「蛍は何してたの?」
「日直の仕事。彼氏、校庭で待たせてるから行くわ。」
「うん。俺、蛍にあえてよかった」

また・・・和也は忘れようとしても忘れられない。
とっくに私の中では諦めているつもり。
でも、私のなにかが和也を忘れまいとしている。
それは・・・未練。