「なーつーか、おはよ!」
そういって顔を覗かせたのは、菊池 凜
(キクチ リン) 空太の好きな人…。
「わっ!びっくりした!凜、おはよ」
凛とは中学からの仲で、2年の頃同じクラスになって、すぐに仲良くなった。
凜はおっとりしてるから喧嘩をすることもなく、だけど言いたいことはちゃんという、そんな仲だ。 あたしにとって凜はすっごく大事な存在で、大好きなのに…。
「クラス表、もうみた?」
ワクワクした顔で凛がそう聞いてきた。
「ううん、まだだよ。」
「そっかぁー、ドキドキだぁ、見に行こう!」
そういう凜にひっぱられてクラス表を見に行こうとしたけど、さっきまで近くにいた空太が見当たらなかった。
さっき、怒ってたし、あたしのこと気づかないままクラス表みにいったのかな。