確認したようにも思える、だけど大して興味は無さそうな返答。


いきなり、何で、そんな事聞くの?と聞きたいけれど、聞いてしまったら、またややこしくなりそうな気がするから。



聞きませんでした。



「急に変な事聞いてごめんな。」

『う、ううん。』



怖い、な。

ニッコリ笑って歩いていった森田くん。

意図が分からなくて、怖いです。



頭が良さそうだから、尚更。



「菜月、行くよ!」


『あ、うん。』



気付けばもう教室を出ようとしている所で。