少し恥ずかしそうにしながら美羽が口を開いた。


「えっと・・・デート・・・」

「ん?」

「直也くんとデートしたいな〜。なんて・・・」


思ってること一緒じゃん。


「ダメ・・・?」


不安そうな顔をして俺を見つめてくる。

バカ、そんな顔すんなよ。
俺の心臓どんだけ暴れさせれば気が済むんだ!
まあ、美羽はそんな事意識してないと思うけど。


「しよう、デート。今週の日曜日」

「本当に?!やった!」