悠太・・・


「余計なお世話だ馬鹿野郎。」

「いてっ!」


グーで軽く頭を叩いてやった。


「痛い〜、でも美羽ちゃん待ってると思うよ?デートとかさ。」


痛そうに頭をさすりながら涙目でいう悠太。
ちょっと強くしすぎたかな。


「わかってるよ・・・」


俺だってデートしたい、手繋ぎたい、キ・・・キスしたい。

でもな・・・


「美羽が可愛すぎて・・・、無理。」

「・・・プッ、はははは!」


「わっ、笑うなよ!真剣なんだからな!」

「直也ベタ惚れだな〜♪」

「るせぇ!」

「まあ、頑張れ。」


わかったよ・・・
今日の帰りにでも誘ってみるかな。