二日後の土曜日、三人でカラオケに行く事になり明け方近くまで飲んで騒いで思いっきり遊んだ……。


もちろん、私には二人がいつメール交換をしたのかも知ることもなかった。

『楽しかったね…また遊ぼう』

『お疲れ様で~す』

『気をつけて、帰るんだよ…』


明美と別れ、俊樹と二人だけになった。


『優、ありがと。楽しかったよ…』

『ほんとに楽しかったね。明美も明るくていい子でしょ?』

『(笑)…お前の親友だって、すぐにわかるよ。』

『うん…性格が優とそっくりなんだ…』

でもそれ以上の事を聞くのが、なぜか怖く…

『また、みんなで遊ぼうね…』と言って、タクシーに乗り、俊樹と別れて家に戻った。



明美を紹介した後も俊樹の優しさは前と変わらず、二人がどうなったのか知らないまま何ヶ月かの月日が過ぎた。


友達以上恋人未満この関係もすごく幸せだって事を、私はまた忘れかけていた。