「…安部か」

 
 とつぶやく男の人は咲夜さんという名前らしい。

 そして、はぁはぁ…っと息を切らしている執事服の男の人は安部さん?というらしい。


 「よ、よかったです。間に合いました」

 額に汗をうっすらかいている阿部さん?は相当慌ててきたのだろう。


 「結城真菜さまですね?」


 とにっこり私に訪ねてきた阿部さん?。

 「・・・・・・・・」