お辞儀をしながら曲がりたかった曲がり角を曲がったとき、
腕をつかまれたー




悠太「待ってください!手当てさせてくれませんか?…手当てって言っても、絆創膏貼るぐらいですけど、、、」




ほんとに大丈夫だったから、何回か抵抗したものの、
結局圧倒され、手当てしてもらうことにした…。




手当てって、楽屋に行くんだよね…?
大丈夫かな…??
時間的には問題なしだけど…



と困った顔をしていると、




「時間とか大丈夫?…あ、自己紹介してなかったよね、永井 良太(ナガイ リョウタ)って言います!」




悠太「山本 悠太(ヤマモト ユウタ)です!」




律儀に自己紹介をしてくれた。




知ってるよ、だってあの有名なアイドルグループだもん。
まさか会えると思ってなかったからびっくり…




稟「時間は大丈夫です!…えっと、鈴宮 稟です。よろしくお願いします、」




悠太「やっぱり!?あの稟ちゃんだよ!!」




え―?あのって…??何?




良太「悠太失礼だろ!…俺達、よく楽屋で雑誌みてるんです」




まさか、知っててくれたなんて―!
それに読者さんだったとは―!!




稟「あ、ありがとうございます!!」




なんだか嬉しい気持ちになった。