毎日、毎日、何故か通ってる。





君に逢えるかもしれない。






空に近いところに行けばいいのに、何となく、海に来てる。






「・・・サン。」



何気なく呟いた言葉。




応えが返ってくるなんて思ってなかったのに・・・




「・・・・港太。」




後ろから俺を呼ぶ声が聞こえた。





「・・・・」



ドクンと心臓が俺を打つ。




まさか、とは思いながら振り返る・・・





「・・・!!」



「羽が無くなっちゃったの。ずっとココにいさせてくれる?」



そこには、笑顔の君が立っていた。






「・・・サンッ!!」