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あれから、また1年が過ぎた。
俺は高校を卒業して大学に通ってる。
「港太っていつもそら見てるよね?」
友達からそう指摘されるほど、俺は空をみている。
君が落ちてくるかもしれないから。
「・・・誰かが、落ちてくるかもしれないだろ?」
いつも、そう言って笑う。
君を探してるんだ。
けれど、見つかることはなく手を伸ばしても掴めない星空のよう。
今、どこにいるんだ・・・?
「・・・俺、今から海行ってくるから、あとよろしくな。」
友達に声をかけ、手を振る。
そして、海へ自転車を走らせる。
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