・・なんなんだ。




訳がわからない。





白波瀬があんなことを言ってることも。




俺が何かを忘れていることも。







確かに、何かを忘れているんだ。





でも、何を?



教室の扉を開けるともう、休み時間になってたらしくホッとしながら自分の席に着いた。









「・・・なんなんだよ・・・」


呟いた言葉は雑音となり消えていった。