港太にとっても、それが幸せなことだから・・・・。




「っさき・・・に港太の願い叶えてからにしよう。」




それが、あたしの願い。






唇をかみしめてもう一度飛び立つ。



























「・・・港太。」


ベランダから舞降りればこちらに来る、愛しい貴方。






「サン!!今日は遅かったな。」


優しく笑ってあたしの頭を撫でる。




「・・・港太、浩太の願い叶えるからね。」


「え?」


こんな終わりかたしたくなかった。




けど、もう時間だから。


あたしと、あたしの恋心の。