なのに、 いつまでもココにいたいと思うのは・・・ あたしの無駄な感情・・・? 「・・違うっ!」 ぶんぶんと頭を横に振って嫌な考えを追い出す。 「・・・こんなこと考えちゃ駄目なんだから・・・」 はやく、港太の願いを叶えてココから出よう。 もう、自分の願いなんて・・・ いらないんだから・・・・。 そう、強く思って あたしは外へ羽ばたいた。 まだ、治りきってない羽が地上に落ちる。 空の青が羽の白をより目立たせる。