私の雫

『♪～』
「今出ます」
「待ってお母さん、私が出る」
『ガチャ』
「こんにちわ～」
「上がって上がって」
「おじゃましま～す」
 
「にゃ～」
「わ～、かわいい～」
「でしょ、でしょ～」
「でも、なんで？～」
「叔母さんが拾ってくれたの」
「へぇ～。い～な～、たまに夕の家にっていうか、仔猫たんに会いに来てもいい？」
「もちろん、い～よ～」
「ありがと～」
「二人ともー、ご飯できたわよー」
｢｢は～い｣｣
 
「やっぱり、おばさんのご飯美味しいですね」
「ね～」
「ふふふ、二人ともありがとう」
「雫もおいしいよね～」
「にゃ～♪」
「へぇ～、雫って名前にしたんだ」
「あ、そっかまだ言ってなかったね」
「うん、でも何で雫って名前にしたの？」
「雨の中にいたから雫」
「相変わらず単純ね～」
「でしょ～」
「どうせ私は単純ですよ」
「でもいい名前ね～」
「でしょでしょ♪」
｢｢ごちそーさまー｣｣
「さぁ～て、雫あそぼ～ね」
「行こ行こ」
「にゃ～」