生まれつき体が弱い菜都の面倒をみてきた日向は心配そうな顔をして、大丈夫か?と言う。

"日向に欠点があるとしたら、過保護すぎるところだろう"

と春人と洋平は思うのだった。
だが菜都は気づくことなく、

菜「日向、お父さんみたい!」

と、ふわりと笑う。

日「そうかあ?」

菜「うんっ
でも大丈夫だよ。
健康管理はちゃんと自分でできるし、運動はしない!」

もう高校生なんだからとつけたし、もう一度笑顔をみせる。

この顔を見れば誰でも赤くなるだろうが日向たちが赤くならないのは幼なじみだからだろう。

ただ1人、
洋平をのぞいて。