「いやぁ~やっぱり屋上はいいな」


来ちゃった・・・
屋上とか、ドラマみたい!
ここでー・・・なんてね


「沙織ちゃん?」


あ、話しかけてたんだ
つい妄想に夢中になっちゃった


「すいません、考え事してました」


「そっかぁ。隣すわって?」


「あ、はい」


そして私は先輩の隣に座る
心臓が破けそうなくらいどきどきする
というか・・・熱い


「ねぇねぇ」


「はい?」


また声裏返っちゃった
緊張するぅぅ・・・


「沙織ちゃんって可愛いよな」


そんな事言われると、もっと緊張する・・・
でも、彼女いるし
からかってるんだろうなぁ


「やめてくださいよ、そんなお世辞」


無理やり笑顔作って、
できるだけ先輩の前では笑顔でいた
変に、気をつかって欲しくないから


「ねぇ」