「おかえりー♪瑞稀ー!!あたし休憩なしだよぉ!!」

露店へと戻ると莉沙が泣きマネをしながらいった。

「大丈夫??教室でもいってきたら??蓮哉いるんだし!!ここは私が頑張るよ♪」

「えっ!?いいの??じゃあ・・・ちょっと甘えちゃおうかな♪ちょっと行ってくるね!!」

莉沙はそうゆうと、疲れてるはずなのに走って昇降口へと向かっている。

莉沙はとっても笑顔で・・・恋する女の子を代表しているような可愛さだった。

「おいっ」

「んぁ!?」

「ボケっとすんな!!皆サボってどっか行ったんだよ・・・お前、米田までどっか行かせて・・・。」

「ぇ!?そういえば・・・皆いない・・・。」

「お前接客しろよー!!俺、焼くから。」

「あっうん!!」

それから地獄のようだった。

行列ができて・・・渡しても渡しても・・・人が減らない・・・。

儲けは・・・ほぼ基準の5倍6倍はいっている程だった・・・。

はぁ・・・早く終わんないかな・・・。



「ただいまぁ~♪」

とってもハイで帰ってきた莉沙。そして他の人も・・・。

「ちょっと遅いよ・・・。もう終わったよ・・・。」

「うん♪それを計って帰ってきたし!!」

ちょ・・・

もう無理・・・怒る気力もないわ・・・。

「はぁ・・・。」

「もう!!タメ息はかなーい♪明日休みなんだし、ゆっくり休めばいいじゃん!!」

「あっそうだね!!明日1日中爆睡だぁ♪」


そして、教室・露店場所をきれいに片付けをして解散になった。

家に着くと、風呂に入ってそのまま寝た。

楽しかったけど・・・ちょっと大変な文化祭だったなぁ♪

来年も楽しみ☆


この時、ちょっと吐き気がした。

私はただの疲れだと思っていたけど・・・

タイムリミットは刻々と刻まれていく・・・。