だけど今は目の前の女の子から目を逸す事が出来ない

名前だって知らない、今日初めて会ったこの子にどうやら俺は一目惚れしたらし


彼女を見つめたまま動けない俺
きっとかなり情けない気の抜けた顔をしてるんだろう





吸い込まれそうな綺麗な瞳で彼女は俺を睨んでいる


踏んでしまったコンタクトの事を思い出し急いで彼女に謝る


「あ、あの…ごめん踏んだみたいで」



彼女は不機嫌そうな表情から柔らかい表情に変わり、天使の様な微笑みを俺に向ける


今出会ったばかりの彼女を俺の理想に勝手に作り上げ、きっとそうなると期待していた


だか、彼女は見事に俺の期待を粉々に砕いた