「えっと…かき氷っていうのはねっ…その…氷をジャリジャリって削って…その上から苺味の汁をって…それは苺のかき氷か…んーなんて言うか…そのー…」

少女は手振りもつけながら,モニョモニョと口ごもりながら説明した。

「ハハッ…悪い…夜奈の説明じゃ,全く理解できそうにない。」

彼は、笑いながら少女のふてくされてた顔を見た。

「せっかく人が真剣に説明してるのにぃー……」

「ハハッ…まぁそんなにいじけるなよ…ん?…あそこの店…かき氷って書いてあるぞ…?」

「え…?!本当だっ!」

少女は,駆け足でそのかき氷と書かれた店に向かった。